▼大学祭に行ってきました

山口大学の大学祭「七夕祭」に行ってきました。

山口市湯田の九号線沿いにに「まさらっぷ」という居酒屋があります。料理とカクテルと獺祭(?)がおいしくて、ちょっとおしゃれな女性客の多い(但し年齢は問わない?)店です。そこへアルバイトで来てる山大生の白石さん(美人だよ)が仲間とバザーに出展するんで、「当日、旭酒造で酒とビールを販売してくれない」と店長から頼まれて、ビールと酒を出して、ついでに販売員役で行ってきました。(残念ながら、ぜひお役に立ちたいと熱望した女房と一緒に。尤も、積み降ろしの力仕事以外は女房に頼んでほとんどトド状態だったんですから言えた義理じゃないんですが)

こんな機会でもなけりゃ行くこともない初夏の午後のキャンパス。

なんかゆっくり時間が流れていくようでよかったですね。しかも皆、気を使ってくれるんですよ私たち夫婦に(同じぐらい親にも気を遣うのかな?きっと、自分の親には気をつかわないんだろな)。

ビックリしたのは酒の売上げの割合。ビールと較べて日本酒の割合が高いんですよ。それもうちのお酒ですから一般のお酒の感覚からするとちょっと高いんですけど。自分の世代(つまりベビーブーマー)の感覚でいうと三倍以上。

それと最後に大きなおまけがありました。予定外でテントの撤収も主催者じゃなくて参加者がすることになったんですが、戸惑う大学生相手にテントのしまい型も仕切っちゃったりして。こちとら、ほかに自信は無いけどテントだけは自信あるんですよね。商工会や青年会議所で高尚なことはしなかったんですが、イベントの度に、何はりのテントを組み立てたものか。声まではりが出てきたりして。(大学生もいい迷惑だ)

いや、楽しい。

これを読んでる大学生の方がいたら、是非今度のお宅の大学祭の出展に地ビールと地酒の販売はいかがですか?試飲用の地ビールと地酒をもって、テントの撤収指導込みで参りますよ。

▼獺祭酒蔵蔵元のひとり言
(お酒の情報メールマガジン 週刊 GOSSIに今週号より五回連載しておりますが、その記事の転載です。ダブっている方ごめんなさい)

第4話です

今日は旭酒造です。

少し精米機について話をさせてください(あー、また寺田君から「話が固いよ」って怒られるなぁー。でも少しつきあってください)。

旭酒造は自社で精米機をもっていません。自社精米をすることが銘醸蔵の条件のように言われているのに。あれ高いんですよねー。建物込みで約5千万。この5千万円の償却費を旭酒造の年間の販売石数900石で支払うとなると少しなぁー。結局お客さんが払うことになるんだからねぇー。それならその金額で、少し精米歩合を高めた方がベ
ター、というのが現在の結論です。

だけど、これ金額が3千万ですむなら話は別になってきますよね。また私どもの販売石数が1500石あるとしたら変わってきますよね。

要は、費用対効果と考えています。

私どもの考え方は常にこれです。私どもは酒蔵ですから良い酒であることに徹底的にこだわりますけど、お客様からみれば一つの商品ですから、その品質に対して納得できる価格でなければ存在する価値がない。つまり、この目標を達成するために技術も設備もあるんです。そしてこの目標に対して一つの手法にとらわれない。

やなんですよね。手法のはずがいつのまにか目標や条件になったり、過去の手法にとらわれたり、自分で作った枠や既成概念にとらわれたりするのは。大日本帝国陸軍じゃないですけど、負けても負けても同じ攻め型をするとか。役に立たないのにほかを犠牲にしても戦艦大和を温存するとか。これで一体何人の方がなくなったんだろう。

いかんいかん、また話が横道にそれている。要は、結果がすべてと思っています。どんなに努力しても結果がでなければ仕方がない。設備や技術といった手法はそのために存在している。結果のためにはおかれている状況によってどんどん手法を変えるべきだし、結果がでない手法があるとしたら、変えるしかない。

今週も話が固くてすいません。

▼旭酒造の商品紹介(その2)

獺祭 磨き 三割九分・純米大吟醸・山田錦・精白39%・アルコール度数15.9度
   1.8リットル 4,175円 0.72リットル 2,087円
結果がすべてと思っている旭酒造のお酒ですから、ぜひ、良いか悪いかで判断してください。お客様に「あ、良いねぇ」と言っていただくために造っております。