例によって、羽田の登場待合室でENGINEという雑誌の今月号(2001.6)をひらいてぱらぱらやってたら、目が点になっちゃいました。
と、言うのはこんな文章が目についたんです。
「久しぶりにミラノの友人が東京にやってきた。急いで会いに行き、まずは祝杯というわけで、何を飲もうかと聞くと、羅生門か、獺祭、あるいは酔鯨、正雪がいいという。こんなにワインにうるさい男が、日本酒のおいしさがわかりだした、というのだ。」
とこうです。しかも書いてる人が半端じゃない。
あの式場壮吉ですよ。あの「シ・キ・バ・ソ・ウ・キ・チ!!」(ここ、声が裏返ってると想像して下さい)その彼が新潮社のENGINEに寄稿している、それもフェラーリの試乗記の冒頭の文章です。
私たちの年代にとってモータースポーツのヒーローは高木虎之助じゃなくて、生沢徹ですよ!北野元ですよ!(何を興奮してるんだろう)なんですけど、実を言うとそれよりすごい伝説のヒーローがいました。それが第2回日本グランプリの優勝者、式場壮吉なんです。
しかも彼の奥さんはオーヤン・フィフィ。
そうすると式場家では奥さんが目玉焼きなんか焼きながら、「小ぉぬか・・雨降る・・・御っ堂筋ぃ・・・・」なんて鼻歌を歌うと、その奥さんはまさにその本人なんですよね。ま、そんなことはどうでもいいか。
いや、そんなことはない。つまり、お二人とも私がニキビ盛りの頃のあこがれのヒーローなんですよね。
いや、いや、今回は有頂天。