雨が降れば傘がいる。これ、当たり前のことですね。だけど車の中ならどうでしょう。それも買って2日目の朝。ちょっとねぇー。
少し説明が要ります。このメルマガを読んでいただいている方はご存知の通り、私の愛車は十年選手の走行距離30万キロに届こうかという1600ccのホンダの4ドアセダンです。
この前エアコンを直して以来走ることに関しては何不自由ないんですが・・・(剥げかけた天井の塗装に目をつむれば)。
だけどどうしても一台だと困る状況があるんです。と、言うのは何せ旭酒造の立地する場所はものすごい山の中。一番近い食料品店まで約5kmという立地ですから、私が使っているときは妻が、妻が使っているときは私が、車を使えないという状況が起こるんですがそれが非常に困る時があるんです。
それで、つい、買っちゃいました。それもヤフーのオークションで個人売買。ユーノス・ロードスター。金20万円也。前と後ろがちょっとロータス・エランみたいに改造してあってかっこいい。しかも、シルバーの車体にキャメル色の皮の内装ですよ!(破れてますけど) ちょっとイタリアしてるでしょ。
「うーん、かっこいい」
と、いうわけでお約束の落とし穴。「雨が降れば雨具がいる、但し車の中も」「ま、仕方ないか。雨が降れば濡れるのが当たり前!?」
だけど、最近酒蔵の方で進めている瓶詰設備の一新(パストライザー二台とその間に打栓機をはさんで、低温充填後の加熱殺菌と瓶内酸素のシャットアウト機能を持った、概念的には中国地方初の設備)ぐらいとは言いませんが、この設備のせめて数十分の一の金額でも車に払えばいいんでしょうけどね。
最近の愛読書。「ぶざまな人生」(副題;「かっこいい人生」なんて何ほどのことも無い!勢古浩爾著)この題名が胸に響くんですよね。酒造り以外はぶざまでも良いんだ。車も雨漏りして良いんだ。家も大正年間建築の雨漏りのするぼろ屋にずっとすんで、贅沢は出来ないけど、今までも貧乏で、これからも予測としてずっと貧乏で、それで良いんじゃなかろうか。(これ読んだら、女房怒るだろうな・・・)
ということで、勝手に個人的に納得しております。だけど出来れば少し人並みに生活したいですねえ。
(テレビ出演)
山口県内の方だけへのお知らせになるんですが、テレビに出ます。TYSの「夕やけニュース21年末スペシャル」に生出演させていただくことになりました。
酒蔵のこの一年と来年の抱負を話せということのようです。もしかするとカメラの前では気取って、このメルマガと違い、優等生的発言ばかりするかも分りません。出来れば平常心を失わず(?)これからの日本酒のあり方や酒蔵のあり方をいつも考えているとおりに話したいと思います。応援してください。
12月27日の夕方5時から一時間番組の中の「中小の社長さん総集編!」コーナーです。