お待たせしました。今回はお父さんの遊園地、虎ノ門「升本」。しかも、この店を作者に紹介したのは、なんと、私です。居酒屋中の居酒屋。伝説の居酒屋。大平由美はこの老舗居酒屋をどう料理するんでしょう。それではこちらからどうぞ。

【日本の大臣、日本酒に開眼】

欧米のある国(控えさせてください)で、ある日本の大臣(これも控えさせてください)が弊社の純米大吟醸ほか数点を飲んで、同席した人によると、「以外とお酒はご存知ないらしく、中略・・・・・でもあまりの美味しさに驚かれた様子でした」だったそうです。

日本の大臣なんだから、「日本酒の美味しさぐらい知っててよ」とも思いますが、無理もないとも思います。日本のVIPとしては業界とか地域への配慮もあり、お仕着せの日本酒しか飲めなかったはずです。また、日頃行かれるお店の日本酒の品揃えのレベルもあるでしょうし。(升本に行きゃいいのにねぇ。安いし)

でも、ここに酒蔵の海外進出の一つの意義もあります。海外なら素直に接していただける。残念ながら、今の日本国内で、個別の酒蔵にそのあたりの業界や地域や飲食業界の事情を押しのけて、当然それだけの発言権を持つためには有形無形の「雑巾がけ」もしながら、影響していけるようになるのは、不可能とは言いませんがあまりにロスが多い。(このロスと言うのは結局皆様からいただいた売り上げ利益から充当することになります)

何とかは死ななきゃ直らないのに、そんなのを相手にしていた日にゃこちらまで共倒れになると言うことですね。だけど、希望は捨ててませんし、そのための手段の一つは海外発の還流情報と思います。