明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。近年の日本酒のストップの効かない退潮が訴えられる中で「獺祭」へのご支持の増えること、身の引き締まるような心持で皆様に感謝しつつ、新年を迎えております。

おかげさまで、業績も順調に伸ばすことができ、その結果として、新蔵の第二期工事に着工することもできました。外観だけは昨年末に出来上がり、今は内装工事に入っております。

また、「日経ビジネス」「SPA」などの雑誌の特集、TBSの一時間番組「グローバルナビ」にメインテーマ企業として取り上げられるなど皆様から身に余る注目をいただいた年でした。

雑誌やテレビなどのメディアからは「縮小する日本酒業界の中で売り上げが伸張している企業」としての切り口で取り上げていただいたわけですが、私ども自身はその印象と裏腹に、「売り上げの拡大を目標とせず、少しでも美味しい『獺祭』をお客様に提供する。酒蔵は社会のためにある」事にすべてをかけてきました。

今年も、その心は変わりません。「酔うため 売るための酒でなく味わう酒を求めて」今年も努力したいと思います。

今年もよろしくお願いします。

旭酒造株式会社
蔵元 桜井博志 拝