有り難かったですねぇ。8/10に発売したのですが、まさに瞬殺といえる状況で売り切れました。当日昼には、広島とか博多の人が、もう地元の取扱店で売り切れていたからといって私どもの酒蔵にわざわざ購入にお出でいただいたほどです。その時点ではもう酒販店さん追加注文にはお応えできる在庫状況ではありませんでした。
私どもの酒蔵直売ストアも翌日の開店直後までは何とか持ちこたえていたのですが、その時点で売り切れ終了となりました。(もっとも、その後、計算間違いでいくらか後から出てくるというアホな出来事もあったのですが(泣)・・・売り切れでお断りした皆様、申し訳ございません)
ところで、今回の売上で特筆すべきは東日本地区の売り上げの大きいこと。仙台の三越百貨店さんでも3000本近い予約をいただきました。まだ「獺祭 島耕作」を発表する前から、集中豪雨で被災のニュースを知って店頭にお出で頂き、「獺祭、頑張れ、と伝えて」といわれて「獺祭」を購入いただいたお客様もいたと同店の方からお聞きしています。
また、売り出し当日も、「西日本豪雨被災者復興支援の文字を見て『(3・11の際、全国の方に助けて頂いた)買わないと・・・』(伺っていた同店のスタッフは、目頭があつくなったそうです)」と呟いて購入していかれるお客様もいたという報告を受けています(ほかにもこのようなお客様が多数いらっしゃった様子です)。
ほんとに、こんな皆様の真心に出会え、感激に遭遇できる酒蔵はいないと思います。ありがとうございます。
最後に、これは「獺祭 島耕作」と関係はないのですが、被災してすぐ、宮城県気仙沼の方からお見舞いをいただきました。「獺祭、頑張れ」の言葉の後に「気仙沼の酒を飲まなければいけないから、まだ飲んだことなかったけど、今度飲んでみます」と結んでありました。「ときどきは、日頃も飲んでもらえる獺祭」目指して努力しなくては!!!!!
★日本橋のナイトアクアリウムに提灯掲示
今回の「獺祭 島耕作」の発売に際し、多くの方から箱買いというか大量買いをしていただきました。その中でも数百本という桁外れのご注文を頂いた方のお名前を東京・日本橋の三井ホールで毎年夏に開催される金魚展・ナイトアクアリウムの会場に名入れ提灯という形で掲示させていただきます(8月末には何とか掲示が間に合う予定です)。
名簿を見てみると、弘兼先生のお名前も。なんと、ですねぇ、「島耕作」というキャラクターも提供いただいて、その上「自費」で「獺祭 島耕作」を大量購入いただきました。他にも女優の荻野目慶子さんのご主人の岡崎さんとか、古河会の皆様とか(主催者?の古河さんは広島出身のスーパーサラリーマンですが、映画「仁義なき戦い」とは関係のない平和な会です)、農家の方とかグループも多かったですねぇ、海老原ファームとか新潟エコライスとか、こうやって皆様の名前を挙げてお礼を言いたのですが、何枚書いても終わりませんので、掲示に変えさせていただきます。
本当は全員のお名前を載せたいのです。しかし、あまりに多数のため全ての方を掲示させていただくのは不可能です。予約表を見てみると、「酒のほそ道」(週刊漫画ゴラク連載中)を書いているラズウェル細木先生とか、日経BPの「美人」編集長とか、台湾のサオさんとか、今回は中国からも多数のご発注をいただいたことをご報告します。
★「皆様」に代わってお届けします
「獺祭 島耕作」ボトルは実際に搾って瓶詰してみると、65万本は無くて酒化率などの関係で実際には58万本でした。だけど、それを買って頂いたお客様、飲食店で飲んでいただいたお客様、全部合わせれば100万人は越していると思います。その上、こんな声も酒販店さんなどの店頭で頂いています。「(個人的には買えなくて)残念だが、売れた=寄付できる のは良かったね、とおっしゃる方」も多数だったそうです!!
支援金の1億1600万円は四等分して被害の大きかった、岡山県、広島県、愛媛県、そして山口県に8月中にお届けさせていただきます。金額的には行政の予算などから見れば大したことない数字かもしれませんが、皆様の心の詰まった1億円を超すお金です。大事に扱わせていただきます。皆様ありがとうございました。