今回は「いかに私が馬鹿か」という話が続きます。最近ショックだったこと。毎年がん検診を受けるんですが、その時の身体測定で身長が172cmに減ったこと!! 私は若いとき175cmあったんです。縮む身長に反比例して体重は順調に増加しています。何よりおへそ周りがなんと86cmだったこと。少し言い訳しますと、ふつう測るとき少しお腹を引っ込めるんですが、油断してそのままにしてたらこの数字。ショックですねぇ。と、言うか、こんなことを話していること自体が、「馬鹿ですねぇ!!」
続きまして、本日、行きつけの歯医者の先生からいただいた川柳。「目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ」 僕のことだ・・・・・(泣)。
この歯医者さんは豪傑でして、腕も素晴らしいし反骨心と正義感もたっぷり。一時、かなり厚労省や業界団体ともやりあったようです。ある時いわく(山口弁で)、「わたしゃ、いつも皆から言われっぱなしで、言い返せなくて。我慢しております」。そこで診察台の上の私の一言、「しかし、先生。患者が口を開けっ放しで言い返せないのを良いことに、先生いつも話しっぱなしですよ」。「そうじゃった、そうじゃった。この前も人に、「あんたは万歩計を腰につけず、口につけんときんさい」と言われたばかりじゃった。アハハハハ」と高笑い。
「腰よりも 口につけたい 万歩計」(詠み人知らず)
さらに続きまして、先ほど散歩してましたら知り合いの家の前に止まっていた軽トラ。何か荷台に書いてあるんでよく見たら、、、「18歳は恋に溺れ、80歳は風呂で溺れる」
まだ、80歳までは10年ありますけど、その頃の私のおへそ周りは何cmになってるんでしょうね。あな怖ろしや。
続きまして、先月末の私どもの山田錦の在庫、なんと15万俵(9000トン)!! ちょっと多いですね。おそらく昨年一年の山田錦全国生産量の四分の一以上。預けてある三つの倉庫を訪問して、いまさらながらその物凄い物量にびっくりしました。と、、、言ったって、購入したのは弊社ですから、「何言ってるんだ」ってことですが。
理由は皆さんご推察の通り、コロナによる昨年の売り上げ減。昨年の3~5月は前年の半分以下を記録しました。その売り上げ減にビビって酒の製造を半分に抑えたことにより、7月以降は海外を中心に需要が回復したにもかかわらず今度はその需要に玉不足で応えられなかったことによる売り上げ減。この二つの原因により昨年度は前年の80%の売り上げという体たらくでした。
本来、それに対応して山田錦の購入を減らすのが賢い経営者かもしれませんが、残念ながら賢い経営者ではないので・・・。皆さんも覚えておられるかもしれませんが、消毒用エタノールをなんとあの高い高い山田錦を原料にして作ったり、食用にしてもらおうと山田錦を小袋で売り出したりetc,etc。血眼になって山田錦の消化に努めました。
みんなそれなりの売り上げにはなりましたが、すべてをカバーできるほどではありませんでした。それらの差し引きの結果がこの15万俵の在庫です。馬鹿ですねぇ・・・・・!?
大体、私は昔から馬鹿でええかっこしいなんですよね。(馬鹿は死ななきゃ治らない~~) もっとも、社長に「キャンセルはやめよう」といったのは、自分では当然の判断だったと思っています。(本当に馬鹿ですね)
ところで、この過剰在庫ですが、旺盛な海外需要に支えられてそれなりに何とか三年程度で解消できそうです。
とにかく、反省と自覚のない蔵元は今日も行きます。皆さん、コロナも大変だけど、ワクチンも届かないけれど、オリンピックも有るのか無いのか分かりませんが、元気でやりましょう。