12月3日、旭酒造の精米工場にて、「最高を超える山田錦プロジェクト2020」のコンテストの予審が行われました。
コンテストは今年で2回目となります。
今年秋に収穫された、全国13県から送られた山田錦43点が審査対象となりました。
審査員は7名。
複数の地域から、山田錦に関する知見があり、品質評価に十分な経験及び能力を有する方々にご参加いただきました。
また、今年からは、旭酒造で精米を長く担当し、現在も洗米や蒸米といったコメを扱う部署を担当している原料処理課の榎本も審査員として参加しました。
山田錦の審査は、自然光の下で行うのが良いそうです。
また、日の当たり具合による見え方の差をなくすため、同じコメを3か所ずつ用意しました。
寒いかと思いきや、審査員の皆さんは熱気十分。
じっくりと時間をかけてコメと向き合い、触れている様子が印象的でした。
いくつかの山田錦を見るやいなや、「去年よりさらに良い!」と感嘆の声が次々と上がっていました。
素人目にも、粒がそろって大きく、ツヤがあるのが分かります。
お酒のもととなる麹を造る際に重要となる「心白」が、コメの真ん中に丸く大きく出ているものが良い山田錦の特徴ですが、これも素晴らしいものがいくつもありました。
5段階評価で点数がつけられ、集計した上位8位までが12月24日に行われる決審に進むことになりました。
悪天候や虫の被害があったと聞いていた今年の山田錦ですが、審査会に送られていたものはどれも非常に高品質でした。
残念ながら出品を辞退された生産者さんも含め、今年もチャレンジしてくださったことに感謝し、敬意を表したいと思います。
(文責:広報 千原)