文責:広報 千原

ゴールデンウイークの真っ最中、錦帯橋付近の吉香公園にはおにぎりの包みを片手にウクライナ支援活動の募金を呼び掛ける人々の姿がありました。

おにぎりプロジェクト1

なんと東京・南青山の“イノベーティブ里山キュイジーヌ”「NARISAWA」成澤由浩氏と国内外14店舗を手掛ける「WAGYUMAFIA」の浜田寿人氏、各店舗のスタッフの皆様です。

 

NARISAWAとWAGYUMAFIAはタッグを組み、「おにぎりプロジェクト(#onigiriforlove)」として、おにぎりを心を込めてにぎり、終わらないコロナ禍にストレスを強いられている医療従事者へお届けする取り組みを全国で行われています。今回岩国での開催を私たち旭酒造がサポーターとしてお手伝いさせて頂きました。

 

5月2日の早朝から、地元飲食店やホテルなどからボランティアスタッフの皆さんが旭酒造の新設された冷蔵倉庫に集まりました。

ごはんは旭酒造の契約農家さんでいらっしゃる村田仲平さんのもの。

シェフたちが釜で様子を見ながら炊き上げていきました。

おにぎりプロジェクト2

成澤シェフと浜田シェフによってつくられたのは、それぞれ山口県のゼンマイ、フキといった山菜や油揚げなどの食材を使った具沢山な「春の芽吹きおにぎり」と、獺祭の酒米山田錦をたっぷりの「獺祭45」で炊いた「獺祭おにぎり」の2種。山田錦は粘り気が少なく、冷めると特にボソボソしておにぎりには向かないのですが、水と獺祭を2:3で炊くことでしっとりとしてまとまりやすくなるのだとか!新発見です。

おにぎりプロジェクト3 おにぎりプロジェクト4

ボランティアスタッフの皆様や旭酒造の新入社員17名なども、駆け付けた堀江貴文氏とともにおにぎりを作っていきます。

作られたおにぎりの一部は岩国医療センターへお届けしました。

病院に勤務されている方は今も外食を控え、長引くコロナ禍と戦っているそう。「お昼が楽しみです!」と笑顔で受け取ってくださった看護師さん達の笑顔に、早起きの疲れも吹き飛びました。

onigiri5 おにぎりプロジェクト6

医療機関へのお届けの後、錦帯橋付近で行われたウクライナ緊急募金の活動(#onigiriforukraine)は、お天気に恵まれ11時からの1時間の予定が30分ほどで配布するおにぎりが終了してしまいました。観光や帰省で訪れていた家族連れや散歩中の地元の方から多くのご寄付、お声がけを頂きました。ご協力、ご支援を誠にありがとうございました。

集まったのは172,356円、主催の成澤シェフ・浜田シェフより日本ユニセフ協会「ウクライナ緊急募金」に全額寄付させて頂きます。

今回のプロジェクトは、NARISAWA、WAGYUMAFIAの皆様に加え、地元の多くの方々にご協力、ご支援を頂くことで成り立ちました。

誰かのためを想って作るおにぎりの時間、今一度周囲への感謝と平和への願いを認識させられました。

 

おにぎりづくりにご協力いただいた方々

ミコーフーズ 様

岩国国際観光ホテル 様

高砂電気工業株式会社 様

fuku×fukuやまぐち 様

酒奏Shinmi 様

onigiri7