文責:藤井 佑南
2022年12月1日、旭酒造 精米所にて、先日までの暖かさが嘘のような12月らしい寒さを感じながら「最高を超える山田錦プロジェクト2022」の予審会が行われました。
今年で4回目となりますが、過去最多の90エントリーの中から36点が事前審査を通り出品されました。その中から、最高の山田錦を選定するため山田錦のプロたちがじっくりと見極めていきます。
・審査項目の打合せ
まず、審査会の前に7名の審査員たちの判断基準を共通させるため、審査項目の打合せをします。審査ポイントは心白整粒です。
旭酒造の基準で出来が良い・普通・悪いもの3種類の山田錦の玄米をサンプルとして用意し、認識を一致させます。
・審査開始
審査員の間で、判断基準を共通させたところで早速、山田錦の審査を開始します。
屋外に並べられた山田錦の玄米を自然光の中で見ていきます。カルトンを横に振って玄米をならして均等にした状態や、実際に玄米を触ってみたりと様々な方法で審査をしていきます。審査員と同じような方法で、見比べましたが、素人目には同じお米が並んでいるようにしかみえませんでした。。。
・総評
前年からの山田錦プロジェクトの審査基準は、「心白が小さく、精米のしやすいもの」。全36点の中から選りすぐりものを審査していきますが、審査員からは「お米の見た目が似ていて、優劣をつけ難い」という声も。予審ではあまり使用することはない、米の見た目だけではなく穀粒判別器のデータも検証しての判断となりました。
今年は例年に比べて夏の台風の影響でお米が採れる量が少ないと聞きました。そんな中でもたくさんのエントリーをいただけたということで、山田錦生産者の皆様の様々な努力と苦労が伺えます。
結審には3県8点が進む事に。この中から今年度の優勝、準優勝が決定します。
どんなお米が「最高を超える山田錦」に選ばれるのか今から楽しみです!
・結審 12月21日 水曜日
・表彰式 1月17日 火曜日 【帝国ホテル・東京】