「最高を超える山田錦プロジェクト 2022」結審にて グランプリ・準グランプリ決定!2023/1/17に発表会を開催します!

文責:藤井 佑南

 

12月21日に「最高を超える山田錦プロジェクト2022」の結審が行われました。

予審を通過した8点をさらに細かく審査し、今年度のグランプリ・準グランプリを決定しました。2023年1月17日には発表会を開催し、晴れて受賞者を発表します。

【結審レポート】

予審で選出された上位3県8点を、より細かく丁寧に審査していきました。

 

・審査項目

今回の結審では、各出品者の玄米と90%精米の白米をそれぞれ専用の黒い器の上に用意し、以下の6項目でお米の審査をしていきます。

・粒が揃っているか

・心白が中心にあるか

・心白がより小さいか

・ツヤがあるか

・被害粒(病気にかかっているもの)がないか

・通常のお米に比べて茶色や緑に着色しているものがいかに少ないか

今回は、生憎の雨天となり、初めて室内での審査となりました。

 

・審査開始

雨天ということもあり、室内の照明器具での審査を行っていたのですが自然光の方がよいのではないかということで途中から窓際に審査台を移動し、照明を切って審査を行いました。光の加減によって見え方がかなり違うとのことで、審査前から様々な試行錯誤がありました。

写真:室内照明での審査
写真:自然光での審査

・初めての試みであるモニターを使っての審査

今回、初めてモニターを導入しての審査を行いました。事前に撮影した砕米を取り除いた、各出品者の玄米と90%精米した白米をモニターに拡大して映し出し、より詳細に審査してゆきます。審査基準が大きく変わったこともあり、今までの目視検査とは異なる視点を加えました。お米を拡大することによって「心白が中心にあるか、心白がより小さいか」の確認が肉眼に比べてしやすくなったという声も。

モニターでみた90%精米の白米。かなり鮮明に心白を確認することができます。

写真:自然光でみた玄米と90%精米のお米

審査員によって、審査方法は様々。道具を使ってという方も。

 

・より美味しい獺祭を造るために・・・

今年で4回目の「最高を超える山田錦プロジェクト 2022」回を重ねるごとに審査基準も、出品される山田錦もレベルが高くなっていっています。美味しい獺祭を造る上で重要な役割を担う山田錦。全国各地の生産者の皆様がよりよい山田錦を造るために相当な努力や挑戦をされていることを、プロジェクトを通してより一層感じることができました。

本プロジェクトに挑戦してくださったすべての生産者の皆様に敬意を表し、心より感謝申し上げます。

 

 

「最高を超える山田錦プロジェクト 2022」受賞者発表会

今年度のグランプリ・準グランプリの発表会を開催します。

開催日:2023年1月17日火曜日

場所:帝国ホテル東京

 

■参考

・山田錦プロジェクト2022 【予審会レポート】