2023年9⽉23⽇。

9⽉23⽇。

9⽉23⽇…

 

この⽇は⽇本にいる旭酒造と、DASSAI USA メンバーの合⾔葉のように働いてきました。

この⽇を迎えるまでには、様々な⽅達からの応援と協⼒があり、無事オープニングパーティーを迎えることができました!

パーティーのセッティングは2週間前からスタート。

テントを建て始めたのは 6 ⽇前。あの⼤きなテントは建てるのに丸 2 ⽇、解体作業には 3 ⽇かかるほど。

 

そのほかのデコレーションは全て当⽇の朝。

朝は早くから CIA の⽅、パーティープランナーが率いるグループ、フラワーリスト、あとは蔵内に合った全てのものが運ばれてきました。

 

最初のバスの到着予定は11時。その前までに終わらせよう!とスタッフみんなで動いていたら…

まさか、まさかのバスの到着時間が30分早くなった!と連絡が⼊り、みんなで⾛り回って準備!

 

アメリカ⼈なら30分から1時間遅れてくるのが普通なのですが… さすが⽇本⼈!集合時間、早すぎです!!

 

バタバタながらも時間内に準備完了。

 

そして迎えたオープニングパーティー。

お集まりいただいた⽅の総勢は450⼈以上。

パーティーのはじめ、私は蔵のツアー受付とグループ分け担当で⽞関の横からみなさんのおもてなし、そして誘導をしていました。

 

当⽇は⽣憎の⼩⾬で気温も15度程と寒い⽇。しかし、会場に来られた皆様は、寒さを気にせず、獺祭ブルーへの期待と、この特別な⽇を待ち望んでいたかのようなとびきりの笑顔で会場に来られている様⼦がとても印象的でした。(もちろん会⻑と社⻑も!)

イベントは主に2つのエリア、蔵内と屋外のテントエリアに分かれて⾏われました。

蔵内は⽇本の伝統的な⾳楽が流れる中、宮崎県産の⾼級キャビア 1983 J.CAVIAR を⽇本からお越しいただいたジャパンキャビアの坂元社⻑⾃ら振る舞って頂き、ニューヨークの ABENTO で有名な、あべシェフによるマグロの解体ショーと新鮮なマグロ⼿巻き寿司、そして獺祭ブルー50を提供しました。

外に設置されたテント内では、アメリカ⼈歌⼿とバンドの⾳楽をかけ雰囲気が違う中、料理⼤学 CIA から地域の 野菜をふんだんに使⽤したサラダバー、シーフードタワー、ロースト⾁等を楽しんでいただきました。また、⽇本の獺祭から磨き⼆割三分、磨き三割九分、45、そしてにごりスパークリング 45 を使⽤したカクテルも提供いたしました。

パーティーのクライマックスは屋外のテントで会⻑の桜井を含む 4 ⼈がスピーチを⾏いました。さらに、⽇本の伝統に則った鏡開きの儀式が執り⾏われ、この特別な⽇の⾨出を祝いました。

会⻑、社⻑の「ここまでやっときた」という笑顔、そしてそれを⼼から喜んでくれる参加者、また、世界中へこのニュースを発信するために写真と動画を撮る報道陣。

喜びと誇りを同時に感じられる素晴らしい瞬間でした。

パーティーの最後には、私はギフトバッグをお客様⼀⼈ひとりにお渡しする役割も担いました。

最初の10分は獺祭から私 1 ⼈でみなさんにギフトバックをお渡しする形になってしまい⻑蛇の列が… また、バスがパーキングに⾏く⽤、マンハッタンに帰る⽤、そしてメディア⽤と3種類もあって私もみなさんも混乱状態。

なんとか⼀台ずつのバス運転⼿と話して、皆様の混乱を解くことができました。コミュニケーションは何にしても key ですし、冷静になって⼀⼈ひとりの⽅に状況説明もすることができて学びの1つとなりました。

 

その際には、参加者の皆様から獺祭ブルーの美味しさはもちろん、蔵の建物の⽴派さ、会場の素晴らしさ、とても楽しかったと⾔う様々なコメントをいただきました。

私は2023年6⽉にカリフォルニア州にある⼤学、UCLA を卒業し、獺祭に就職しました。

⼤学在学中、私は⾃分の能⼒を最⼤限に活かせる会社、ポテンシャルを秘めた会社、誇り⾼く務められる会社、そして⽇々学び、社員同⼠意識を⾼められる、刺激のある会社を探している中で「獺祭」に出会いました。

 

もちろん、⼤学卒業後、新⼊社員として私が貢献できたのはパーティー前のわずか2ヶ⽉間。

そこで私が⾒て、学んだのは社員の「いいものを作る」という強い志、そしてその信念があるからこそ⼿間をかけ、努⼒し続けられる姿。社員のみなさんが⼀緒に悩み、考え、成⻑していく素晴らしい環境でした。

 

このオープニングパーティーに参加したみなさんと、メディアが取り上げた⽇本国内外からの「獺祭」への期待に応えられるように、その裏での職⼈や会社の皆さんと働けたことは私に取って忘れられないキャリアのスタートでした。

 

獺祭ブルーはこのオープニンングパーティーを堺にやっとスタートラインに⽴ちます。

私は獺祭の未来にとてもワクワクしていますし、その成⻑過程にメンバーとしていられることを誇りに思っています。

 

獺祭スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

 

そして遠くからお越しいただいた参加者の皆様、⼼より感謝申し上げます。

 

これからの獺祭ブルーの挑戦と成⻑に…

 

Kanpai!!