7月1日の出荷より「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離 化粧箱入り」が新たな進化を遂げ販売となります。
2000年に清酒業界において商業ベースで日本で初めて旭酒造が導入した遠心分離機は、より良い酒を追求する獺祭にとって、技術的な挑戦という意味で重要な役割を果たしてきました。
遠心分離で搾った酒には、「いやなところが何もない酒質」であり、洗練された華やかさや繊細さがございます。一方で二割三分のもろみを遠心分離機にかけた場合、それ単体だと透明感が故に綺麗すぎると感じてしまい、酒質に幅を持たせるために、ヤブタで搾った酒をブレンドしておりました。
しかしながら、近年の蔵人達の醸造技術の向上に伴い、発酵管理を緻密にコントロールする事で、透明感と両立させる味わいの幅を持たせる事が可能になりました。その技術的進化を表現する、象徴的な獺祭として「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 遠心分離」は今後、遠心分離で搾った「磨き二割三分」のみで構成する形に踏み出す事としました。