10月1日・2日の二日間にわたり、獺祭農園で山田錦の稲刈りが行われました。
今年で稲刈りも3回目。獺祭農園の園長と副園長とも呼ぶべき、精米チームの宮本さん・中村さんを中心に、いつも獺祭農園での山田錦栽培でお世話になっている近所の農家さんと一緒に行いました。
一日目は秋晴れに恵まれましたが、2日目の午後からはあいにくの雨予報・・・だったので一日目にほとんどの稲を刈り取らねばならず、息つく暇もないくらい大忙しでした!
「今年の夏は30度を超える暑い日が続き、8月末には台風10号が山口県を直撃しました。稲穂が充実していると台風の影響を受けやすいですが、大きな被害が出ることもなく、今年も順調に育ってくれました。稲の収穫量は去年よりも多いようです。」と話してくれたのは、中村さん。
このあと、収穫した山田錦は時間をかけて慎重に乾燥させたあと、籾摺りを行い、蔵人によって等級検査が行われます。昨年収穫された山田錦の等級は特等だったので、今年の出来も期待されますね。
当初、地域の景観保持を目的に始まった獺祭農園で収穫した山田錦の使用用途などは未定でした。
しかし、過去2回の稲刈りで酒を仕込むのに十分な量が収穫できたこともあり、今年は獺祭登龍門で酒造りに使用されるなど、獺祭農園で収穫できた山田錦の可能性を感じる年になりました。
今後も酒造りに十分な量の山田錦が確保できた暁には、皆様のもとに獺祭農園で造った酒をお届けできる・・・かもしれません。今後の獺祭農園・獺祭米の行方に添うご期待下さい。