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2024.11.08

蔵元日記vol.568【ラーメン二杯完食】

ラーメン二杯完食しました・・・!! ちなみにこれを書いている私は74歳まであと3週間を切った73歳!! 

新宿を本店とする「麺屋武蔵」というラーメンチェーンがあります。その清潔感溢れる雰囲気から「女性が一人でも入れるラーメン屋」として有名ですね。そこの社長の矢都木さんは東日本大震災の前から災害ボランティアにチェーンを挙げて取り組んでおられています。いくつかの災害ボランティアの会でご一緒したりする仲なんですが、今回「お宅の地域も数年前に西日本大洪水で被害を受けた被災地だから行ってあげるよ」と言って来て下さいました。(考えるに、酒蔵見学をしたかったのではないか?と邪推しておりますが…) まったく人の善意を邪推して、、コラっ、なんちゅう下衆の勘繰り!!と言われそうですね。

まあ、とにかくお出で頂いたのです。当時、校庭の五分の一が濁流に流されてしまい、大きな被害にあった周北小学校の給食室と講堂を使って、350食のラーメンを地元の小学生や地域の人々に振る舞ってくださいました。ちゃっかり獺祭の製造スタッフもご相伴にあずかりました。なかには三杯食べたというKやT等数名の強者も!

しかも、美味しいんですよ。特別バージョンで酒粕をたっぷり練りこんだ麵とか獺祭をしっかり使ったスープとか獺祭の遠心分離の酒粕に付け込んだ特大!チャーシューとか(ご安心ください。アルコールはちゃんと飛ばしていますから)。醤油味のあっさりしていますが深いコクのスープに麺がよく絡まって、とにかく、美味しい。

私までみんなに引きずられて二杯食べてしまいました。

実はこの日、個人的にはちょっと良い話があったんです。半年前のPETの画像診断で、「膵臓に4ミリぐらいの影があります。おそらく癌ではないと思いますが、半年後にもう一度検査しましょう」と言われていたんです。(この周南のクリニックの先生は画像診断の名手として知られていて、東京から超有名な寿司屋のご主人も半年に一度新幹線を使って通ってこられます)

その影が今回の画像でただの油であったことが判明したんです。朝から絶食ですから、帰り道のコンビニでチョコレートバーを一本食べて小腹満たしたはずだったんですが、あまりの美味しさとその日の幸運に自制心が飛んでしまい、二杯完食となった次第です。

ちなみに、半年前に画像診断を受けたときは、聞くところによると国産の新鋭機に入れ替えたばかりで、今まで見えなかった膵臓のごく初期の癌も発見できるようになったと言われていたんです。まさかとは思いましたが、ちょっと覚悟しましたね。もしもの時は経済評論家の森永さんみたいにかっこよく周囲に公表してさわやかに立ち振る舞わなければと思っていたのですが。いらぬ心配でした。

と、言うわけで、ラーメン二杯完食の顛末でした。ここまでつまんない話にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございます。

 

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